第12週「たった一人の弟なんや」
おはようございます、まんぷく(@manpuku_kansou)です。
2021年2月26日(金)に放送された「おちょやん」第60話はこんな話でした↓
- ヨシヲ(倉悠貴)、千之助(星田英利)に放火を妨害される
- 一平(成田凌)、ヨシヲの仲間たちが計画を中止したことを伝える
- 千代(杉咲花)、ヨシヲを「岡安」に連れて帰り、昔と同じようにお粥を作る
- ヨシヲは姉やんの大切なビー玉と共に、道頓堀を去る
- 一平、ひとりぼっちになった千代を抱きしめる
第60話感想
姉やんの気持ちを知れば知るほど、ヨシヲは「姉やんと一緒にいることはできない」という思いを強くしていったんじゃないかな…。
ヨシヲにとって姉やんは「無理が言える」相手じゃなかったのかなぁと思うと悲しくなった。
幼き日のヨシヲは、いつもお腹が空いたといって、「姉やん」にわがままを言ったり、困らせたりしていた。
だが、今はもう「姉やん」にわがままを言う事ができない。
13年という時間の穴が、簡単には埋められないという現実に胸が痛む。
根が優しいヨシヲは、「姉やん」に嫉妬を覚え恨む気持ちを持ちつつも、「姉やん」を傷つけることができなかった。
どこかで「姉やん」を求めているように見えたヨシヲ。
だが、その気持ちに蓋をして、別々の人生を歩むことになった第60話。
超辛い話だった。
にしても…。
ヨシヲを演じてる倉悠貴が良すぎ!!
目の動きが最高だよ。
ヨシヲの複雑に揺れ動く感情を、つぶさに表現している。
強がったり、迷ったり、傷ついたり、優しさを隠そうとしたり…。
時折見せる悲しい笑顔には、号泣させられたよ。
ヨシヲが最高だった。
姉やんの純粋な願いが、ヨシヲを苦しめているような気がして、見るのが辛かった。
映画の看板に千代の名前を見つけてから、ヨシヲは劣等感の塊になったのだろう。
テルヲ、栗子といった周りにいる大人たちに愛されることなく育ったヨシヲにとって、「姉やん」は唯一頼れる人物だった。
姉やんを待ち続けながら、辛い日々を送ってきたんだろうね…(´;ω;`)
たった一人、心から信頼できる人、それが「姉やん」だったろうに。
その「姉やん」の存在がされにヨシヲを苦しめていただなんて、超辛い…(´;ω;`)
「姉やん」が頑張れば頑張るほど、ヨシヲを傷つけていた。
ヨシヲに会いたい一心で頑張っていたというのに、そのことがヨシヲを苦しめていたのかぁ…。
「俺のことそね言うてくれんのは、それだけ姉やんがこの家で大事にされてるさけや。」
「姉やんの名前、映画の看板で見た時、何とも思えへんかった言うたんは嘘や。ほんまはな、何で姉やんだけうまいこといっとんねんて腹立ってしゃあなかった。俺置いて出ていったくせに。姉やんがいてくれたら、俺はこねなことになれぃんかったのにて。」
(「おちょやん」第60話)
もし、大好きな姉やんが、ヨシヲと同じように恵まれない人生を歩んでいたら、ヨシヲと千代は再び家族になれたかもしれない。
これからは2人で一緒に幸せになろうって、切磋琢磨しながら生きていくことができたかもしれない。
千代とヨシヲの別れ…、辛かった(´;ω;`)
「おおけに。迷惑かけて堪忍やで。」
(「おちょやん」第60話)
お粥を作ってもらい、昔を思い出したヨシヲ。
お礼を言って、謝って、「岡安」を出たヨシヲ。
これ以上千代と一緒にいたら、神戸の親父さんの元へ戻れなくなってしまうと、自分の気持ちに焦ったんじゃないだろうか。
ヨシヲは「姉やん」の思いをしっかりと感じることができたと思う。
どれだけ愛されていたのか、知ることができたと思う。
でも、やっぱり、ヨシヲは神戸の親父さんをここで黙って捨てることはできない。
「姉やんにとっての岡安が俺にとってはあの人なんや。だまされててもええ。俺を必要としてくれんねやったらうれしい。」
(「おちょやん」第60話)
ヨシヲに黙って逃げてしまったアニキたちにはがっかりしたけれども…。
捨て駒にしたようにも思えたけども…。
騙されていることを悟ったかもしれないのに、それでも、神戸の親父さんの元へ帰っただろうヨシヲの胸中を思うとホント辛い(´;ω;`)
「そのかわり、いつか必ず返しに来んのやで。約束な。その時まで姉やんうんと気張って、とびきりの喜劇あんたに見せたるさかいな。」
「楽しみやな。」
「ヨシヲ。誰がなんと言おうと、あんたはうちの自慢の弟や。元気でおって…。どうか元気でな…。」
(「おちょやん」第60話)
母の形見のビー玉を渡した千代。
千代とヨシヲをつなぐものは、たった一つのビー玉だ。
このビー玉が2人をかろうじ結び付けている(´;ω;`)
「岡安」の家族と一緒にご飯を食べる、そんなささやかな夢も叶わなかったのが凄く辛い。
あの場に一平がいてくれて良かった。
「一人やあれへん。俺がおる。」
(「おちょやん」第60話)
千代を抱きしめてくれて良かった。
泣きじゃくる千代の背中を優しくさすってあげる一平にはキュンとした。
さいごに
「あのへんちくりんなばあさんに邪魔されただけや。」
(「おちょやん」第60話)
千之助が「ばあさん」としてヨシヲの記憶にインプットされたのが面白すぎたわ(笑)
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